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補綴・修復治療

補綴・修復治療とは?

補綴・修復治療は、大きな虫歯などで損なわれてしまった歯を補う治療です。
「詰め物」「被せ物」「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」がこの治療に該当します。

当院の補綴・修復治療は、“機能面の回復”と“審美的な回復”を目的としています。

補綴・修復治療:機能的な回復

当院が考える機能的な回復は、下記のようなものです。

1. 咀嚼機能の回復

歯を失うということは、食事などを噛む力が低下するということです。
失った歯を修復することで、食事を正しく咀嚼出来るようにします。

2. 噛み合わせの調整

小さい頃平均台の上を歩いたことありますよね?平均台の上を歩くときは、落ちないように身体全体を使ってバランスをとります。歯を失うということもそれと同じです。失った歯を補うために、噛み合わせのバランスを取ろうとします。そのバランスを取る行為が、腰痛や頭痛を引き起こしてしまう可能性がありますので、噛み合わせの調整はきちんと行います。

3. 発音を整える

歯を失うことによって、正しい発音ができなくなってしまいます。
奥歯を失うと空気が漏れてしまいますし、前歯を失うと前歯の裏に舌を付けて発音する言葉が難しくなってしまいます。
失った歯を修復して、正しい発音で会話を楽しめるように治療をします。

補綴・修復治療:詰め物(インレー)

詰め物は軽度の虫歯で、削った部分を補う修復治療です。

保険診療で出来る詰め物

1. メタルインレー(金属の詰め物)

メタルインレーは、主に奥歯の修復に使用します。硬いので、噛み合う歯を傷つけてしまう可能性があります。

2. コンポジットレジン充填(プラスチックの詰め物)

コンポレットレジンは歯科用のプラスチックです。柔らかい状態で詰め、青い光を当てると固まる性質を持っています。自由診療のセラミックに比べると強度は落ちますが、保険で治療する場合は一般的にはこの治療を選択します。

自費診療で出来る詰め物

1. ゴールドインレー

ゴールドインレーは審美性には欠けるものの、天然歯のように程よい硬さを持っており、耐久性が非常に高い詰め物です。主に奥歯の治療で使用します。

2. セラミックインレー

美しい白さを持ち、審美性に優れた詰め物になります。変色しにくい、審美性が高い、長持ちするというメリットがあります。

3. ハイブリッドインレー

歯科用のプラスチックとセラミックを混ぜ合わせて作られる詰め物です。
セラミックインレー同様に白く美しいのですが、長く使うと変色してしまう可能性があります。

補綴・修復治療:被せ物(クラウン)

被せ物はクラウンと呼ばれており、歯を大きく失って詰め物では修復できない場合に、クラウンを被せる土台(コア)を作り、その上にクラウンを装着します。

保険診療で出来る被せ物

1. メタルクラウン(銀歯)

一般的に認知度の高い銀歯です。審美性が劣るだけでなく、粘りの少ないパラジウムという素材を使用して作られるので、適合性が悪く、虫歯が再発してしまう可能性があります。

自由診療で出来る被せ物

1. ゴールドクラウン:機能的回復を求める方にオススメ

奥歯に用いられるゴールドクラウンは、天然歯と変わらないしなやかな強度を持っており、噛み合う歯を傷つけることがないだけでなく、適合性も良いので虫歯の再発リスクが低いのが特徴です。
しかし、金色ですので、審美性には劣ってしまいます。

2. オールセラミッククラウン:金属を気にする方、審美性を気にする方にオススメ

金属を一切使用しないため審美性に優れ、美しいです。金属を使用しないので金属アレルギーの方にも安心な被せ物です。長く使用しても色が落ちないので、健康的な白い歯が長続きします。

3. ハイブリッドセラミッククラウン:費用と審美性のバランスを重視する方にオススメ

インレーと同じくしなやかな強度を持ちながら、自然な色調できれいに仕上がります。しかし、長期間使用していると変色してしまいます。

補綴・修復治療:ブリッジ

ブリッジとは喪失した前後の歯を土台として、橋をかけるような治療をします。前後の歯を1〜2ミリ削り、ブリッジの 厚みや強度を維持します。
ブリッジをすることで、ご自身の歯と同じように噛めるようになりますが、土台となる前後の歯には、喪失した歯を支えるために大きな負荷がかかります。

保険適用のブリッジ

1. 硬質レジン前装冠(歯科用プラスチックと金属)

保険適用のブリッジは、人から見える部分は白いプラスチックで出来上がっていますが、裏側は金属(銀歯の素材と一緒)を使用しているので、金属アレルギーの方には向いていません。また、歯科用プラスチックで出来ているので見た目はきれいに仕上がりますが、摩耗によって裏側の金属が見えてしまうことがあります。 主に前歯の修復時に用います。

2. パラジウムブリッジ(銀歯で出来上がったブリッジ)

奥歯のブリッジを作製する時に用います。所謂「銀歯」です。
素材が非常に硬いので、土台に大きな負荷がかかります。

自費診療のブリッジ

1. ゴールドブリッジ

インレーと同じく、機能性を考えるのであればゴールドは非常に良い素材です。適合性が高いので虫歯が再発しにくいだけでなく、非常に長持ちします。

2. メタルボンド

メタルボンドは、裏側は金属ですが表面はセラミックで出来ているので、非常に審美性が高いブリッジです。強度が高く長持ちするのですが、
歯の境目が黒くなる場合があります。

3. オールセラミックブリッジ

素材によっては前歯だけでなく、奥歯にも使用できます。金属を一切使わずに作製するので、金属アレルギーの心配がありませんし、耐久性が非常に高いので長持ちします。

補綴・修復治療:入れ歯

入れ歯は歯を失った欠損修復で使用します。入れ歯には「総入れ歯」と「部分入れ歯」があり、「総入れ歯」は歯をすべて失ってしまった場合、「部分入れ歯」は残った歯がある場合に使用します。

入れ歯でこんなお悩みありませんか?

下記のようなお悩みはありませんか?

  • 入れ歯が合わなくて痛い
  • ぐらつきや異物感を感じる
  • 発音が上手に出来ない
  • ちゃんと噛めない

入れ歯で悩むと、日々の生活が楽しく過ごせなくなってしまいます。
ご自身にフィットした入れ歯があれば、ご家族・ご友人との食事も楽しくなるでしょうし、会話がもっともっと楽しくなるでしょう。

入れ歯の悩みは人それぞれです。少しでも入れ歯にお悩みがありましたらご相談ください。

当院の特殊入れ歯

1. バルブラスト

バルブラストは、審美的にも機能的にも優れた入れ歯になります。
バルブラストの特徴は以下です。

i. バネを使用しないので、見た目が美しい

金属のバネを使用しないのがバルブラストの特徴です。自然なので入れ歯をしていることに気付かれることはありません。

ii. 軽くて薄いのに丈夫

従来の入れ歯の半分の重さなので、お口の中の違和感が少なく済みます。メンテナンスをしながら使うと長持ちします。

iii. 機能性が高い

バルブラストは従来の入れ歯に比べて安定しており、入れ歯のがたつきで起こる発音障害がありません。お持ちなど粘度のある食べ物が付着しないというメリットもあります。

iv. 金属アレルギーにならない

金属を使用しないので、金属アレルギーの心配がありません。

2. 金属床入れ歯

床の部分が金属で作られているのが金属床入れ歯です。
通常の入れ歯よりも薄く作ることが出来るので、熱が伝わり食べものの温度が感じやすいというメリットがあります。
薄いのに強度が強く、壊れにくいのも特徴です。
食事を楽しみたいという方には、オススメの治療です。

入れ歯のお手入れ

  • 合成樹脂(プラスティック製)の入れ歯は歯ブラシなどで良く磨いてください。
  • お手入れは、最低でも1日1度は行って下さい。
  • 基本的には食事の後と寝る前に水洗いをして下さい。
  • 入れ歯専用のブラシか一般的な歯ブラシかで入れ歯を磨き、汚れを落として下さい。
  • 合成樹脂(プラスチック)の入れ歯は、汚れが付きやすいのでしっかりと磨いて下さい。
  • 歯と歯の間や金具部分、バネの部分は汚れやすいので、特に注意して磨いて下さい。
  • バネがかかっている歯は特に念入りに歯間ブラシなども使ってきれいに磨いて下さい。
  • 入れ歯用洗浄剤も効果がありますので、最低でも週に1回はお使いください。
  • 就寝時は入れ歯を外して歯肉や歯を休ませる必要がありますが、入れ歯の状態によっては、お手入れ後に装着していただいた方がよい場合もありますので、必ず確認して下さい。
  • お手入れを怠ると「カンジダ症」「口内炎」「口臭」などの歯肉や、粘膜疾患の原因になる場合がありますので、お手入れはしっかりとお願いします。

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